4月5日に写真家の にのみやさをりさん と対談を行いました。
にのみやさんとお知り合いになったきっかけは、ワニズアクションのキックオフイベントにもゲストとしてご登壇くださったり、兼ねてから私たちがお世話になっている、斉藤章佳先生のご紹介を通してでした。
斉藤先生から「性加害者との対話を続けておられる、にのみやさんという方がいる」と、以前からお聞きしていたので、是非お会いしたいと思っていました。
そんな中、NHKのドキュメンタリー番組「事件の涙」を見てくださったにのみやさんの方から、二本樹に対談のオファーをくださいました。
お互いに加害経験者と対話をしたことがあるというのが、私たちの共通点でもありました。
にのみやさんは、「どうして自分が、性被害の対象に選ばれてしまったのだろう?」
ご自身の中でずっとそうした疑問を抱えておられ、その答えを求めて性犯罪加害者との対話を始めたのがきっかけだったと語られます。
被害者のケアと加害者の更生は、両輪である。
にのみやさんの一つ一つの言葉からは、強い覚悟と信念を感じました。
性被害からの回復や治療、またどうしたら加害行為や再犯を止めることができるのか?
さらにはお互いの家庭のことなども話し合ったり、にのみやさんとの対談は暖かく、とても建設的なピアミーティングでした。
長く活動を続けておられるにのみやさんから、沢山のアドバイスをいただけたことも感謝いたします。
ワニズアクションは、性被害や過去のトラウマから再起回復を目指す人たち、更生プログラムや刑期を終えて、真に更生目指す人たち、全ての人々が共生できる社会を目指していきたいと考えさせられました。
二本樹
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